特集 : Beta Actin

ローディングコントロールとして有用

ローディングコントロールとして有用
Beta-actin – ハウスキーピングタンパク質
なぜ Beta-actin はウェスタンブロットのコントロールとして一般的に使用される?
beta-actinとヒト疾患
関連製品
参考文献

Beta-actin – ハウスキーピングタンパク質

アクチン(Actin)は、哺乳動物において6つのアイソフォームが知られる細胞骨格の主要成分です。6つのアイソフォームのうち4つは、主に横紋筋、平滑筋細胞で発現され、β-アクチンおよびγ-アクチンは遍在的に発現します。β-アクチンは42kDaの分子量を有します。一方で、しばしば、35-38kDa、~30kDa、15kDa あるいは他のフラグメントがウェスタンブロット実験で検出される場合があります。その場合、35-38kDaフラグメントが最も一般的です。

プロテインテックのβアクチンモノクローナル抗体(カタログ番号: 60008-1-Ig)(図1)は、はすべてのフラグメントを認識します。また、別のクローンであるβアクチンモノクローナル抗体(カタログ番号: 66009-1-Ig)(図2)は全長のβ-アクチンのみを検出します。βアクチンは種間で高度に保存されていますが、N末端配列はC末端配列よりも低い保存性を示します。60008-1-Ig の免疫原は内部配列であるため、広範囲の種を認識することができ、研究に広く使用することができます。

図 1 図 2
図 1. Beta-actin抗体(カタログ番号:60008-1-Ig、希釈倍率 1:50) を用いた、HepG2細胞の免疫蛍光染色。二次抗体はRhodamine-labeled goat anti-mouse IgG(赤) を用いた 図 2. Beta-actin抗体(カタログ番号:66009-1-Ig、希釈倍率 1:1000、抗原賦活化 Tris-EDTA buffer(pH9) 熱処理) を用いた、ヒト結腸癌 (パラフィン包埋切片) の免疫組織化学染色 (40X)
なぜBeta-actinはウェスタンブロットのコントロールとして一般的に使用される?

ローディングコントロールは、ウェスタンブロット実験の適切な解釈に不可欠です。 ローディングコントロール実験を実施することで、各サンプルのローディング量がゲル全体で等量であることを確認でき、検出された目的タンパク質量を標準化することができます。ウエスタンブロット実験において、β-アクチン(42kDa)は、ローディングコントロールとして一般に選択されます(図3) 。β-アクチンは、あらゆる種類の真核細胞において広く一貫して発現し、そのタンパク質の発現レベルはほとんどの実験的処理で影響を受けないためです。したがって、Beta-Actinは、「ローディングコントロール」として機能し、等量のタンパク質が各レーンにロードされたことを証明する場合に役立ちます。ローディングコントロールは、各サンプルで正確に同じ個数の細胞を常に収集することが困難な実験系の場合に必要となります。例えば、初代細胞、組織サンプル等を取り扱う場合や、タンパク質合成、細胞の大きさ/数、アポトーシスに影響する実験系で有用です(1)。

図 3

 
図 3. 複数の細胞株および組織ライセート中のBeta-actin ウェスタンブロット解析。Beta-actin 抗体(品番:66009-1-Ig、1:20000 希釈) を使用した(Exposure time: 10 seconds)。
Beta-actinとヒト疾患

β-アクチンはプロテオミクス解析から手足口病に関与すること、および、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(large diffuse B-cell lymphoma)に関与することが示唆されています(3, 4)。

関連製品:
抗体名 カタログ番号

アプリケーション

使用文献

alpha Actin 23660-1-AP ELISA, WB, IHC, IF, IP 5
  11032-1-AP ELISA, WB, IP 1
  23082-1-AP ELISA, IHC, WB 1
       
alpha cardiac Actin-specific 66125-1-Ig ELISA, WB, IHC 0
       
smooth muscle actin 14395-1-AP ELISA, IHC, IP, WB, FC, IF 51
  23081-1-AP ELISA, WB, IHC, IP 5
  55135-1-AP ELISA, IHC, WB 4
       
gamma Actin 11227-1-AP ELISA, WB 0

参考文献:
  1. Total Protein Analysis as a Reliable Loading Control for Quantitative Fluorescent Western Blotting
  2. Beta-actin variant is necessary for Enterovirus 71 replication.
  3. Discovery and prioritization of somatic mutations in diffuse large B-cell lymphoma (DLBCL) by whole-exome sequencing.
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Posted:
20 May, 2018

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