ライフサイエンス研究支援AIツール「Able(エーブル)」公開のお知らせ
研究者が効率的に実験を計画・実施できるよう支援する、生成AIツール「Able(エーブル)」を開発し、公開しました。
プレスリリース(BUSINESS WIRE)—米国イリノイ州ローズモント、2025年9月2日
「抗体とライフサイエンスソリューションのグローバルリーダー」—Proteintech Group, Inc.(本社:米国イリノイ州ローズモント、以下「プロテインテック」)は、新たな生成AIチャットアシスタント「Able(エーブル)」を自社ウェブサイト(ptglab.com)上で公開しました。Ableは、経験や専門知識を要する抗体・試薬の選定を支援し、研究者がより短時間で最適な試薬の選定と実験系の構築を行えるようサポートします。
多数の製品ラインアップの中から研究に最も適した抗体を選ぶことは容易ではありません。Ableは、膨大な候補の中から、研究目的に応じて最適な抗体を高精度に絞り込み、関連する製品情報や検証データ、科学的知見を一括して提示します。さらに、製品ごとの詳細な実験プロトコールも参照できるため、実験デザインや抗体選択に要する時間を大幅に削減します。
Ableの導入は、2025年3月に公開された「3D Epitope Mapping(以下、3Dエピトープ)」に続くプロテインテックの先進的な取り組みとして位置づけられます。3Dエピトープは、実験データとAIモデリングを組み合わせて、抗体の結合部位を高い解像度で可視化する技術です。3Dエピトープの導入により、研究者はより精度の高い実験系を構築でき、製品開発の加速にも貢献しています。Ableはその次の一歩として、手間のかかる情報収集や試薬検討の負担を減らし、研究者がより洗練された実験設計と開発に集中できる環境を実現します。
プロテインテックのCEOであるJason Li博士は次のように述べています。
「Ableは、当社の『研究者の皆様を力強く支援する』という使命を次のステージへ導くAIアシスタントです。3Dエピトープの成功を基盤に、研究目的に最適な製品提案や実験デザイン支援を行います。これにより、研究者の皆様は本来の探究により多くの時間を割けるようになるでしょう。プロテインテックは、より良いサイエンスとより良いサービスのために、抗体試薬の世界で常に限界に挑戦し続けます。」
Ableはptglab.co.jpにて今すぐ無料でご利用いただけます。直接アクセスする場合は、特設ページ(https://www.ptglab.co.jp/AbleDialog.html)からもご利用いただけます。
Proteintech(プロテインテック)について
2001年設立のProteintech Group, Inc.(プロテインテックグループ、本社:米国イリノイ州ローズモント)は、抗体、タンパク質、VHH試薬(別名:NANOBODY®)、および免疫アッセイ製品を手掛けるリーディングカンパニーです。自社製造体制のもと、ヒトタンパク質全体の3分の2のターゲットを網羅する独自の製品群を製造および販売しています。一連の抗体、組換えタンパク質、免疫アッセイ製品は、これまでに様々な研究分野の論文で30万回以上引用されています。近年ではヒト細胞発現システムを用いた高い生物学的活性を示すサイトカインと増殖因子を『HumanKine®(ヒューマンカイン)』製品として展開しています。プロテインテックは、ISO 13485およびISO 9001の認証を取得し、HumanKine®シリーズのサイトカインや増殖因子、その他の組換えタンパク質をcGMPグレード製品としても提供しています。
* NANOBODY®は、Ablynx N.V.社の登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先:
Katie Bellows(米国本社の担当者)
katie@ptglab.com
+1 312-455-8498
