特集 : DGCR8

KD/KO 検証済み

抗体名 カタログ番号 抗体タイプ アプリケーション 使用文献

DGCR8 C-Terminal

10996-1-AP

ウサギポリクローナル

ELISA, WB, RIP, IP, IHC, IF, FC, CoIP, ChIP

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Drosha-Dgcr8 マイクロプロセッサー複合体によるmicroRNA切断は、microRNA 生成に重要な事象です。DGCR8 はRNA結合タンパク質であり、microRNAのプロセシングにおいてRNaseIII 酵素を助けます。

しかしながら、細胞内における他のDGCR8の役割の多くは未だ研究中です。プロテインテックのDGCR8C末端抗体(カタログ番号: 10996-1-AP) を使用して、研究者はDGCR8の新たな機能をいくつか報告しています。Cirera-Salinasらは、DGCR8の microRNA 生成に関する役割に加えて、Tcf7l1 mRNAの選択的スプライシングの調節におけるDGCR8の新しい非標準的機能を報告しています(1)。

また、神経学的障害において、DGCR8 機能を欠く場合、統合失調症を発症するリスクが高いことも報告されています。Eonらは、DGCR8欠損により、Dgcr8-Drd2の調節不全が感情記憶障害のいくつかの発病機構に関連することを発見しました(2)。

 DGCR8 抗体の免疫蛍光染色検証  DGCR8抗体のウェスタンブロット検証
DGCR8 抗体 (カタログ番号:10996-1-AP、希釈倍率 1:50) を用いた、SH-SY5Y 細胞の免疫蛍光染色。二次抗体はFITC-labeled donkey anti-rabbit IgG (緑) を用いた。核染色はDAPI を用いた (青)  DGCR8抗体 (IP:10996-1-AP, 3ug; Detection:10996-1-AP 1:800) を用いてHEK-293細胞ライセート2700ugでIP(免疫沈降) を行った。

関連製品

プロテインテックでは、エピジェネティクス研究に関連する抗体を多数取り揃えています。

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抗体名 カタログ番号 抗体タイプ アプリケーション  使用文献
Drosha  55001-1-AP ウサギポリクローナル ELISA, WB 2 文献
DICER1 - KD/KO Validated  20567-1-AP ウサギポリクローナル ELISA, WB, IP, IHC, IF, FC 3 文献
CNOT1 - KD/KO Validated  14276-1-AP ウサギポリクローナル ELISA, WB, IP, IHC, IF, CoIP, ChIP 25 文献
HNRNPK  11426-1-AP ウサギポリクローナル ELISA, WB, RIP, IP, IHC, IF, FC, CoIP, ChIP 4 文献
TRBP - KD/KO Validated  15753-1-AP ウサギポリクローナル ELISA, WB, RIP, IP, IHC, IF 4 文献
AGO2  10686-1-AP ウサギポリクローナル ELISA, WB, RIP, IP, CLIP 4 文献
EIF2C1-Specific  19690-1-AP ウサギポリクローナル ELISA, WB, IHC, IF  
DGCR8 N-Terminal  25835-1-AP ウサギポリクローナル ELISA, WB, IP, IF  
DGCR8  60084-1-Ig マウスモノクローナル ELISA, WB, RIP, IP  
CNOT8 - KD/KO Validated  10752-1-AP ウサギポリクローナル ELISA, WB, IP, IHC, IF 1 文献
参考文献

1. Noncanonical function of DGCR8 controls mESC exit from pluripotency (PMID: 28100686).

2. Schizophrenia-Related Microdeletion Impairs Emotional Memory through MicroRNA-Dependent Disruption of Thalamic Inputs to the Amygdala (PMID: 28538174)